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④:「教会を巡って」








 トンガリ屋根の上の、風見鶏。

 

 その祈りの場に足を踏み入れると、ひんやりと静まり返っている。


 少し薄暗い中に、ただ居ること。


 癒やしはそこにある。







 そこからほど近いガンガン寺は、艷やかな緑に囲まれ、見上げると鐘が見える。






 この地は、神社もお寺も教会も、宗派すら関係なく、近くにある。

 

 私はそこに、自らの有り様を見るのだ。


 垣根なく在ることの、尊さを見るのだ。











 

その⑤へ、つづきます。


 


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