考えない、感じることについて   ~大切な人がうつ病になったら~

最終更新: 2018年11月30日



うつ当事者をサポートする方にお話を聞かせていただく「うつサポ特集取材」。

今回取材させていただくのは函館在住のメムさんと、その夫さんのお二人です。



メムさんはアスペルガー症候群やうつ病と向き合いながら、同じくうつ病である夫さんと

互いに支えあいながら暮らしている主婦の方です。メムさんは、これまで様々なご経験を

されてこられたことを、私にお話ししてくれました。



パーソナリティやご病気のため、社会生活に馴染めなかったこと。


人生に悩んでいた夫さんを説得し、関東地方から函館に移住させたこと。


神様と話ができる力を持っていて、それには函館の街が重要なファクターであること。

今回の記事は、そんなメムさんご夫婦と函館の街を散策している様子を

想像しながら読んでいただければ、と思います。



写真は今回も、豊嶋希沙さんにお願いいたしました。






◆①:はるばるきたぜ◆

――今日は、メムさんの気分にあわせて函館を散歩しながら、「考えない、感じることについて」を一緒に考えていただければと思います。なんだかややこしいですが、よろしくお願いいたします。



メムさん

はいー、よろしくお願いします。


夫さん

よろしくお願いします。



――テーマについては後で触れますので、いったん忘れていただいて。とりあえず函館観光を満喫しましょう。……最初は、どこへ向かいましょうか?



メムさん

まずは、この先の赤レンガ倉庫にジェラート屋さんがあるんで、そこへ向かいましょっか。

けっこう食べる方だって聞いてたんで。いろいろ行こうと思ってます。



――はい、私、食べるのが大好きです。……あ。すごい。人力車が走っています。



メムさん

はい、街を案内してくれるんですよ。



――外国人の観光客の方も多いですね……あ、海だ。



メムさん

はい。すぐそこが海なんです。



――今日は霧で視界が悪くて、すこし残念です。





メムさん

そうですねぇ。七月の函館は霧が出ることが多いんです。

でも、晴れてきてるみたいですね。



――今朝は、函館行きの飛行機で『霧が濃すぎて飛行機が着陸できずに引き返すかもしれない』とアナウンスされて、生きた心地がしませんでした……

1ヶ月前から函館グルメを楽しみにしてたので、たどり着けて本当に運がよかったです。



メムさん

それはよかったです。(笑)ジェラート屋さんの奥に、

おせんべ屋さんもあるんで、今日はいろいろ食べ歩きしましょっか。



――あ、ここが赤レンガ倉庫。異国情緒のある建物です。……こちらが、おっしゃっていたジェラート屋さんですね。いろんな味があるようです。




メムさん

えだまめとか、とうもろこしとか、意外と、野菜系がおいしいんですよ。



――なるほど……でも僕は、ブルーベリーレアチーズ味にします。



メムさん

じゃあ私は、とうもろこしと、えだまめと、かぼちゃ。……ひとくち、食べてみます?



――それじゃあ、お言葉に甘えて。……あー、美味しい。味が想像できなくて無難なのを頼んでしまいました。



メムさん

函館って、スイーツが美味しいんですよねぇ。



――この建物は、お土産屋さんも入っているんですね。風情があって、いいですね。



メムさん

そこで、座って食べながら話しますか?



――はい、そうしましょうか。




その②へ、つづきます。




この特集の、もくじはこちら。



①:はるばるきたぜ

②:逃げて逃げて、逃げまくっていた

③:ズル休みじゃないんだけど

④:「教会を巡って」

⑤:函館の土地がそうさせた

⑥:言葉にできないけれど、確かにある

⑦:「太陽と風」

⑧:うちの妻は、すごいよな。

⑨:すべて1度きりでしかないはずなのに

⑩:「花の香り」

⑪:考えない、感じることについて

⑫:取材を終えて




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