「マイノリティと非マイノリティが相互理解できるCafe」で食べる、タルトの味は。⑤

最終更新: 2018年5月22日

⑤:フルーツハードカレーと、ステンドグラスのゼリータルト◆


ーーついに完成ですね。

こちらのカレー、タイトルとかはあったりするんですか?


いちおう、<フルーツハードカレー>って名前ですね。





ーーなるほど、<フルーツハードカレー>……では、いただきます。



はい、どうぞ!



ーー……これは、なんか、食べたことない味です。



そうなんです、<どこにも属さないカレー>なんです。



ーーこれは、なんというか……「カレーじゃない食べ物だよ」って言われても、

そうなんだと思えるレベルの個性……ただ、ものすごく美味しいです。

なんだろう……美味しいです。



ありがとうございます。

味、伝えてくださいね。お願いしますほんとに。(笑)



ーーほんと、なんていうか……うまい、という。(笑)

口に入れた時はもうほんと、フルーティというか、もうこれは、トロピカルというか。

でも、そこからけっこうしっかりと辛くなってきますね。濃厚で、品のいい味だけど、

家庭的な感じもして。なんだろう……コーヒーが飲みたくなってきます。



あー、持って来ればよかったですね。



ーー私、趣味でスパイスカレーをつくったりもするんですけど、

これはなんだろう、たいていカレーに入れるであろうものが少ないんでしょうか……

わかるのが、トマトと玉ねぎくらいですね。ただ、カフェで食べるカレーとしての

お洒落さも感じますね。すごく美味しい。



でも、若い人には受けるけど、

年配の方には「あんまり……」って言われるのもわかる気がしません?



ーーちょっとわかるかもしれません。なんだろう……何にも似ていないので。(笑)

ジャガイモとニンジンがゴロゴロ入っている、あのカレーへの期待が強いと違和感が

あるかもしれませんね。……あと、時間が経つにつれて、すごく辛さを感じるようになってきました。



そうなんです、甘いけど、辛い。



ーーこれは、なんと言えばみなさんに伝わるだろう……(笑)非常に、言葉にしづらい。

ただ、癖になるというか、これが食べたくなって、目覚める朝がありそうです。



あー、嬉しいなぁ。友達も癖になってくれるみたいで、

フルーツハードカレー食べたいって、言ってくれるんです。



ーー「カレーが食べたい」じゃなくて、「フルーツハードカレーが食べたい」という

感じでしょうね。なんか、わかります。あと、アレンジしていっても美味しそうです。



あー。トッピングはいろいろと。

焼きトマトのマリネとか、トッピングで入れたら美味しかったです!



ーー個人的には、刻んだオリーブとか、さらに甘くする方向で、あんことか入れても

美味しそうです。(笑)辛い方なら、ハバネロとか切って入れてみたりとか。

あとはもう、チーズを入れたり、トーストに塗って焼いても美味しそうです。



なにげに、梅干しとかも合うと思うんです。(笑)



ーー何が入ってるんだろう、って答えを探しているうちに、食べ終わってしまいますね。



けっこうみんなそうですね、イベントとかでも。

「これ、何入ってるんだろう……」って言いいながら食べてて終わっちゃう、みたいな。

で、教えなーい、みたいな。(笑)



ーーいや、これは本当に、私も食べることは好きで、人並み以上くらいには色々と

食べてきたとは思うんですが、これは間違いなく美味しいです。

本当に、コーヒーが飲みたくなる。(笑)ごちそうさまでした。



はい。それでは、ケーキの準備しますね。





ーーすごく見た目が鮮やかで、綺麗ですね。こちらのケーキのタイトルは?



<ステンドグラスのゼリータルト>です。



ーー切って、光に透かしてみるとよくわかるのですが、本物のステンドグラスのように

上に描かれた絵の色が、ゼリーを通って降りてきていて、すごく綺麗です。



そのゼリーを入れて、固めて、

絵を描いたりするのに、かなり手間取りました。



ーーそれでは、いただきます。……うん。これは。ものすごく美味しいです。(笑)



あー、ありがとうございます!(笑)



ーーこの味は、なにかフルーツが入っているんでしょうか……?



味は、レモンティーベースで、レモンが強めですね。



ーーなるほど。言われてみれば、レモンティー……本当に、不思議なスイーツですね。

ゼリーとタルトの部分が、ちゃんと一緒に食べて美味しい。見た目もすごく印象的です

けど、味わいや食感まで、しっかり計算されている感じがします。



やっぱり、どっちかに偏ったら、面白くないと思うんですよ。

味にこだわって、それプラス、見て楽しければいいな、っていうのが。

奇抜さだけを追っちゃうと、味がついてこなくなるんで、そこは気をつけています。



ーーこれは、どういうきっかけでつくってみようと……?



そうですね。友達と喫茶店でこう、まぁ、お茶をしていたわけですよ。

そして何気なくふっと横を見た時に、ステンドグラスのランプが置いてあったんです。

それが綺麗だなと思って、こういうケーキを作りたいな、と思ったんです。

なんか、味があっていいなって。純喫茶みたいなところで、昔ながらの雰囲気の。



ーー確かに……最初に見たときは、奇抜だなと思ったんですが、見ていると、どこか

懐かしい感じがするんですよね。色合いだったり、ステンドグラスそのものに対しての

印象もあるかもしれません。いつもそうやって、コンセプトからつくられるんでしょうか?



そうですね。「こういうケーキ作りたい」がまず先で、

そこから、どういう材料使うかとか、どういう行程で作るかとか、

そこへ至るプロセスを後から、きちんと組み立てていくという。



ーーケーキを食べる時は何かをお祝いする時が多いので、味が美味しいというだけでなく、こういうふうに場を盛り上げてくれそうなケーキがあると、すごく嬉しいですね。





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その⑥へ、つづきます。



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この記事の、目次はこちら。

①:はじめてもらったメッセージ

②:喜んでくれる人がいる

③:支えられ、励まされ、託されている

④:理解してもらうこと、意見を聞くこと、頼ること

⑤:フルーツハードカレーと、ステンドグラスのゼリータルト

⑥:Cafe メム が<閉じない>ために

⑦:取材を終えて



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