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私がうつ当事者に何か用事を頼むときに気をつけていること

更新日:2020年9月21日

こんにちは。うつサポ。管理人のハレルトです。


突然ですが、うつサポーターのみなさんは、

「うつを患っている家族や仲間に何かを頼みごとをする時」って、どうしていますか?




うつを患っている人は、日によって体調の良し悪しが全く違います。

昨日、先週、先月できていたことが、今日、来週、来月できなくなってしまうことは、よくあることです。


「これくらい簡単な用事なら、前できてたし、できるよね?」的な感じで頼みごとをして、頼んだはずなのに先送りにされたり、言い合いになったりした経験はありませんか?





正直、私も数年前はうつ当事者とケンカしたり、イライラしたりすることが多かったです。


「やるって言ったんだから、やってよ!」


「5分で済むことなんだから、やってよ!辛いのはわかるけどさ!」(わかってない)




うつ当事者からすると、「やりたいけど、できない」「できないけど、やらなきゃ」「やらなきゃダメなことさえできない自分って……」という調子で、追い詰められるような状態になってしまうこともあるのではないでしょうか?


そこで、私が試行錯誤の末にたどり着いた、

「うつ当事者に何かを頼む時に踏むべき3つのステップ」について、お伝えさせていただきます。



それでは、まず1つめのステップから。



ステップ①

まず、相手の表情をよく観察する


この「相手の表情を観察する」ことを心がけるだけで、つまらないいさかいを半減させられると私は思ってます。これはいわゆる「傾聴」の姿勢を持つことと同じですね。



ステップ②

表情にあわせて伝えるタイミングを考える


明らかに表情が悪いときは、頼みごとをする日を改めましょう。その方が結果的には早い解決につながります。


健康な人にお願いするときは、自分の中で「とりあえずこっちの用件だけ伝えて、無理なら断ってもらおう」という前提があるのが当然だと思います。


ですが、うつ当事者からすると、「できるかできないか判断するだけでも負担」というレベルなのです。「インフルエンザの人に買い物行けそうかどうか一応聞いてみる」ことってないですよね?それと同じことをしている可能性があります。


「……なるほど。じゃあ、表情が良いときに頼みごとすればいいんだな」と思ったそこのあなた、まだ早いです。もう一段、確認しておきましょう。



ステップ③

今日の体調について尋ねる


「今日の体調はどう?」と、用件を伝える前にかならずひとこと聞いてみてください。

そこで「今日は体調がいい」と笑顔で応えてくれたら、頼み事の相談を始めてみてください。(無理やり押し付けないように注意しましょう)

「表情良さそうだということは、元気なんだな」というのは健康な人同士の前提なのです。


うつ当事者は無理して元気に振舞っている可能性がありますし、「午後から体調悪くなりそう」というけっこうあたる予感を抱いていたりします。日頃から体調にあわせて予定を調整できる関係性を作っておくことが大事だと思います。





……ということで、私がうつ当事者に頼みごとをする時に気をつけている3つのステップについてお伝えさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。


「正直、めんどくさすぎる……」と思った方がおられるかもしれません。

そういう方は、いまいちど「うつの受け入れが弱いのではないだろうか?」とすこしだけ考えてみてください。


健康なあなたがすこしだけ変わることができれば、大切な人のうつのつらさが、大きくやわらぐかもしれません。

記事を読んだ方で「私はこんなことに気をつけている!」など、うつサポのコツをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報共有をお待ちしております!


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